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イベント  2026.03.24

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ラグビー部員 青春を17音に 中部大で俳句創作の講座

創作した俳句の感想を発表する中部大ラグビー部の学生ら=春日井市松本町の中部大で

創作した俳句の感想を発表する中部大ラグビー部の学生ら=春日井市松本町の中部大で

 俳句を通じて学業やスポーツの視野を広げてもらおうと、中部大ラグビー部の部員が、春やラグビーをテーマに創作に挑む講座が17日、春日井市松本町の同大であった。約40人の部員は、慣れない17音に悪戦苦闘しながら、自らの経験や感性を言葉にしようと熱心にペンを走らせた。

 ラグビー元日本代表で、ラグビー部監督の長江有祐さん(40)が、競技の枠を超えて多様な価値観に触れてもらう機会をつくろうと企画。俳人の全国組織「鷹(たか)俳句会」所属で名古屋市昭和区の山内基成さん(74)を講師に招いた。山内さんは「ラグビーの影や荒野の声を負ひ」(寺山修司)といった名句を紹介した上で「短い言葉に景色や気持ちを乗せて」と創作のコツを伝授した。

 部員はスクラムの熱気や春の情景を五七五に落とし込み、トライの瞬間の衝撃を詠んだ「土を食(は)む枯野(かれの)に響く笛の音」など鋭い感性が光る力作が並んだ。部員投票で最高得点に選ばれたのは、寮生活を送る学生が、家族に思いをはせた「猫の毛が届く仕送りダンボール」。山内さんは「実体験が素直に表現されている」と講評し、長江監督は「人としての幅を広げるきっかけにしてもらえれば」と期待を込めた。(市川泰之)

(2026年3月24日 中日新聞朝刊近郊版より)
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