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学生活動 2026.03.07
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観光や産業の振興に挑戦 岐阜女子大生 仮想空間とAI活用

仮想空間を構築するため、パソコンを操作する学生=岐阜市の岐阜女子大で
■企業などと連携、技術生かす
同部には現在、約30人の学生が所属する。仮想空間を生かした下呂市の温泉街のアピールや、過去の工場火災を再現する防災コンテンツ制作など、チームに分かれて多彩なプロジェクトを進めている。
同部は2022年度に5人の学生で始まった。学生にとって3Dモデル作成などは未経験で、仮想空間の構築に必要な技術は一から学んできた。
創部から所属する大学院生、青木稀愛さん(24)と左高結衣さん(24)は「全く知らない状態で始めた。今でも『興味ある』と入部する学生がほとんどで、作業をしながら先輩から後輩へと技術をつないでいる」と話す。本年度からは身に着けたノウハウの「実践と応用」に乗り出した。
活動の発表会は1日に岐阜女子大であり、学生たちが本年度の成果を披露。下呂温泉のプロジェクトでは、仮想空間で多言語に対応する音声案内をAIで可能にする仕組みを紹介した。より簡単に外国人が下呂の魅力を知ることができることを目指した。
学生が研究内容などを競うコンテスト「輝け!日本の大学生選手権」(同実行委員会主催)に昨年12月に参加したことも報告。仮想空間とAIを用いて山間地の課題に取り組むプロジェクトが優秀賞に選ばれた。
部長の3年佐藤来海さん(21)は「これまでの取り組みを大事にしつつ、メタバースで社会課題を解決したい。完成して終わりではなく、より磨きを掛けていく」と力を込めた。
(2026年3月7日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)