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学生活動  2025.04.19

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甘い言葉は「闇への入り口」 岡崎 闇バイト防止へ、大学生が寸劇

闇バイトへの注意を呼びかける寸劇を披露する学生ら=岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎で

闇バイトへの注意を呼びかける寸劇を披露する学生ら=岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎で

 人間環境大犯罪心理学科(岡崎市本宿町)の学生でつくる防犯ボランティア団体「JINSAVA(ジンサバ)」が18日、同市戸崎町のイオンモール岡崎で闇バイト防止の啓発活動を行った。闇バイトに誘う巧妙な手口や、若者がだまされる理由、危険性をオリジナルの寸劇で紹介した。

 同学科は国内初の「犯罪心理学科」として3年前に開設。人が犯罪に至る心理や環境的な要因について学ぶ。ジンサバは学びを生かそうと、学生有志が昨年に結成。現在は2~4年生40人が所属し、交流サイト(SNS)上で犯罪をほのめかす投稿を通報したり、防犯イベントに参加したりしている。

 活動を知った岡崎署が、同年代の関与者が多い闇バイト防止の啓発を大学に依頼。この日の寸劇では「闇への入り口」と題し、金欲しさに闇バイトに申し込んだ若者が強盗に加担させられる様子を再現した。若者は「SNSが身近」「金を持っていない」「個人情報を握られると相談しづらい」など、犯罪心理の点からも分析し、内容を考案したという。

 最後は署員らと「簡単、高収入、ノーリスクは闇バイトかも」「一度だけのつもりが身の破滅」などと訴えた。代表で4年の日比野加朋(かほ)さん(21)は「同年代の若者に少しでも響いてくれれば」と話した。(高木健吾)

(2025年4月19日 中日新聞朝刊西三河版より)
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