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お知らせ  2025.03.11

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中京学院大 中津川から移転 市 跡地活用協議へ 大学側と「意向を尊重」

中京学院大の中津川キャンパス=中津川市千旦林で、中日新聞社ヘリ「まなづる」から

中京学院大の中津川キャンパス=中津川市千旦林で、中日新聞社ヘリ「まなづる」から

 中京学院大を運営する学校法人「中京学院」(本部・瑞浪市)が中津川市と瑞浪市のキャンパスを多治見市に集約・移転するのを受け、中津川市は10日の市議会一般質問で、中津川キャンパスの跡地の活用について大学側と協議を進める考えを明らかにした。(小佐野慧太)

 市は1972年、大学の前身の学校法人安達学園中京短大と誘致の覚書を締結し、千旦林地区の土地4万9586平方メートルを無償譲渡。現在の中津川キャンパスとして引き継がれている。こうした経緯から、市は跡地活用に積極的に関わり、移転後のキャンパス跡地が放置されるのを避けたい考え。

 質問をした勝彰議員(中津川自民クラブ)は「山の中にコンクリの校舎が残されるようでは今後の対応が難しくなる。移転までに一定の方向性をつけて」と求めた。市政策推進部の松原康史部長は「中京学院大の意向を尊重し、できるだけ早く跡地活用の方向性を出したい」と答弁した。

 移転問題ではこのほか、市は中津地区の区長会やまちづくり協議会を対象にしたヒアリングの結果を報告。移転により路線バスの廃止や学生アルバイトの減少、まちのにぎわい低下などを懸念する声が寄せられたという。

 中京学院は、2027年春のキャンパス移転を目指すとしている。

(2025年3月11日 中日新聞朝刊東濃版より)

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