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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2024.09.10

大学野球 愛知秋季L 東海学園大と愛工大勝ち点1

力投する東海学園大の加藤

力投する東海学園大の加藤

 秋季リーグの1部は9日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で3回戦2試合が行われ、東海学園大が3-2で中京大に、愛工大が2-1で中部大に勝利し、それぞれ勝ち点1を得た。

 東海学園大は2-2の9回、堀江が右越えのソロ本塁打を放って勝ち越し、直後の守りから登板したエース高橋が三者凡退に抑えた。中京大は8回の1死二、三塁の好機を生かせなかった。

 愛工大は1回に相原の中前適時打で先制すると、3回にも柴田、白井の連打で加点。3投手の継投で逃げ切った。中部大は得点圏に走者を6度進めたが、及ばなかった。

■名城大が連勝

 秋季リーグの1部は8日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で2回戦3試合が行われ、名城大が4-3で愛院大に連勝して勝ち点1を得た。1回に3点を先制し、4回にも朝岡の右犠飛で加点。3投手の継投で反撃をかわした。中京大は川瀬、桑原が本塁打を放つなど、8-0で東海学園大に7回コールド勝ち。愛工大は中村、小野の継投で逃げ切り、2-1で中部大に競り勝った。中京大と愛工大はそれぞれ1勝1敗と五分に戻した。

■東海学園大・加藤 粘って勝ち投手

 東海学園大の加藤が4回からロングリリーフし、粘りの投球で白星を引き寄せた。2-2の7回には2死一、三塁、8回には1死二、三塁のピンチを招いたが、いずれも無失点。9回の味方の勝ち越しにつなげて「ピンチでは疲れを忘れて腕を振れた。(勝ち投手の)実感はないけど、うれしい」と笑顔だった。

 右横手から内角に投げ込む直球は威力があり、フォークボールも切れた。昨年から肘、肩と故障が続いたが、克服して今季に臨む2年生右腕。昇格直後のカードで春王者の中京大から勝ち点を奪う最高の出だしとなり、「次も一戦必勝でいく」と意気込んだ。

 =中日新聞社後援

▽9日
▽パロマ瑞穂 3回戦(東海学園大2勝1敗)
東海学園大 100010001|3
中京大 001001000|2
(海)三浦貴、加藤、高橋-大洞、堀江
(京)磯部、沢田、高木-森瀬
本塁打 堀江(海)

 ▽同 同(愛工大2勝1敗)
愛工大 101000000|2
中部大 000010000|1
(工)牧野、小野、樋口-二村
(部)津波、長谷川、寺瀬-清水智

▽8日
▽パロマ瑞穂 2回戦(1勝1敗)
中京大 0101312|8
東海学園大 0000000|0
(規定により7回コールドゲーム)
(京)安藤、大矢-森瀬
(海)三浦貴、小鹿、石井-大洞、堀江
本塁打 川瀬、桑原(以上京)

 ▽同 同(名城大2勝)
愛院大 000030000|3
名城大 30010000x|4
(院)宮内、高田、飯田-末田
(城)永田、伊藤、天野-前田

 ▽同 同(1勝1敗)
中部大 000010000|1
愛工大 01010000x|2
(部)原田、二井、長谷川-薬師寺
(工)中村、小野-二村

(2024年9月10日 中日新聞朝刊21面より)

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