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学生活動  2024.07.25

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父親に育児促す妙案は? 椙山女学園大生ら 講座を立案

父親向け子育て講座の案を発表する学生ら=日進市の椙山女学園大日進キャンパスで

父親向け子育て講座の案を発表する学生ら=日進市の椙山女学園大日進キャンパスで

 子育てに父親が積極的に関わるにはどうすればよいか-。そんな疑問を解消する父親向け子育て講座を開催するため、椙山女学園大人間関係学部(日進市)の学生らが企画立案に取り組んでいる。NPO法人と連携し、今年秋ごろに名古屋市内での開催を目指している。(山野舞子)

 企画立案には、同大の金南(きんなん)咲季准教授(教育社会学)の授業を受ける学生15人が参加した。金南准教授は、共働き家庭が増加しているのに、依然として家事や育児面で母親の負担が大きい現状を学生らに紹介。父親向け講座やワークショップを各地で開いているNPO法人「ファザーリング・ジャパン」東海支部と連携し、学生も一緒に講座の内容を考えることになった。

 学生らは5月、同支部の内藤礼登(あやと)さん(51)の講義を受講。その後、四つのグループに分かれ、問題の背景や解決策、父親向け子育て講座の企画案を話し合ってきた。

■親子料理教室・パパ友つくる交流会

 今月3日、日進市の同大日進キャンパスで発表会があり、グループごとに案を紹介。グループの一つは「残業が多く、会社の理解が少ない」「家事力が低い」など父親が家事や育児に関わりづらい背景を分析。その上で「親子で学ぶ料理教室」や「掃除・洗濯の方法を学ぶ講座」などを提案した。

 別のグループは、父親同士のつながりが少ないことが問題だと指摘し、「パパ友をつくる交流会」などを提案した。

 3年の髭白(ひげしろ)朋花さん(20)は「父親も本当は関わりたいけど、残業が多くて難しいなどの実情が分かった」と話し、同じく3年の上野綾子さん(22)は「自分たちが育児することになる数年後には、もっと父親が育児に参加しやすい社会の雰囲気になっているといい」と願った。

 内藤さんは「学生のうちから問題意識を持って考えることが大事。学生たちの案を取り入れて講座の企画を進めたい」と話した。

(2024年7月25日 中日新聞朝刊市民版より)

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