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大学野球  2024.04.30

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大学野球 愛知春季L 名城大が連勝

力投する名城大の永田=名古屋市のパロマ瑞穂野球場で

力投する名城大の永田=名古屋市のパロマ瑞穂野球場で

 春季リーグの1部は29日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で3回戦1試合が行われ、名城大が6-3で愛工大に勝利し、2勝1敗で勝ち点1を得た。名城大は1-2の4回、相手失策と3連打などで5点を奪った。愛工大はプロ注目の中村が中1日で先発したが、自らの失策もあり4回途中5失点の乱調だった。

■永田好投 流れ呼ぶ

 昨秋王者の名城大が連勝で4週目にして初めて勝ち点を手にした。この日の立役者は2年生右腕の永田。4回に先発・岩井が1点を勝ち越され、なおも1死満塁のピンチで登板した。当たっている相手の1、2番を連続で抑えると、直後に味方が逆転。流れを呼び込む投球に、「打たれないと自分に言い聞かせて、強気に攻めた。実感がない」と喜んだ。

 登板して初球はど真ん中に直球を投げ、相手がファウル。球威に調子の良さを感じ、140キロ前後の直球で押した。5回以降も続投し、8回に疲れから連打を浴び失点して降板したが、安江監督は「称賛です」とほめた。

 プロ入りした2投手ら昨季の主力が多く抜けた中、チームは開幕戦で中京大に完全試合をされるなどつまずいた。それでも地道に課題に向き合い、「雰囲気は悪くない。ここから乗っていく」と永田。長いトンネルを抜け、反転攻勢に出る。

(松本貴明)

 =中日新聞社後援

▽パロマ瑞穂(名城大2勝1敗)
愛工大 010100010|3
名城大 10050000x|6
(工)中村、野崎、樋口-二村
(城)岩井、永田、久保、天野-谷、野田

(2024年4月30日 中日新聞朝刊15面より)

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