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学生活動 2024.03.14
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愛知商高生、緑丘高生、愛知学院大生ら開発 きしめんチップス 売り上げで障害者支援
■一部を施設に寄付
きしめんの切れ端を使ったスナック菓子「きしめんチップス」の開発、販売に取り組む高校生と大学生が8日、社会福祉法人「名古屋ライトハウス」が運営する障害者就労支援施設・港ワークキャンパス(港区)を訪れ、売り上げの一部を寄付した。
きしめんチップスは2020年、きしめん専門店「角千本店」(北区)と愛知商業高(東区)、愛知学院大(本部・日進市)が共同で開発をスタート。廃棄していた切れ端を生かし、新名物を作ろうという趣旨だ。昨年には緑丘高校(守山区)も加わり、3校でこれまでに「みそ味」や「マイルドカレー味」など計6種類を開発した。製法は素揚げに近い。
商品の原材料は県産小麦の「きぬあかり」、製造拠点はあま市の「村瀬製菓」と、地産地消にもこだわる。昨年11月からは、名古屋ライトハウスに商品のシール貼りを委託。さらに売り上げ1個につき4円を「支援」と掛け、港ワークキャンパスに寄付することにした。
昨年11月からの4カ月間で売り上げは1万531個に上り、寄付額は4万2124円。8日は愛知学院大経営学部の大曲健太さん(3年)と松田瑠世さん(2年)、緑丘高の3年生2人、角千本店の加古僚太郎社長らが施設を訪れ、施設関係者らに寄付金を手渡した。
プロジェクトに関わる生徒や学生は1年ごとに入れ替わる。それぞれがパッケージデザインや販売戦略も担ってきたといい、4人は「売り上げを出せたのはうれしい」「普段できない体験ができた」などと充実感をにじませた。
施設では利用者10人ほどがシール貼りを担う。寄付金を受け取った立花篤志副施設長は「仕事の一つとしていただけて大変感謝している。寄付金は利用者のために役立てたい」と謝辞を述べた。
きしめんチップスは、名古屋城の売店など県内8カ所で販売している。 (榊原大騎)
(2024年3月14日 中日新聞朝刊市民総合版より)
きしめんの切れ端を使ったスナック菓子「きしめんチップス」の開発、販売に取り組む高校生と大学生が8日、社会福祉法人「名古屋ライトハウス」が運営する障害者就労支援施設・港ワークキャンパス(港区)を訪れ、売り上げの一部を寄付した。
きしめんチップスは2020年、きしめん専門店「角千本店」(北区)と愛知商業高(東区)、愛知学院大(本部・日進市)が共同で開発をスタート。廃棄していた切れ端を生かし、新名物を作ろうという趣旨だ。昨年には緑丘高校(守山区)も加わり、3校でこれまでに「みそ味」や「マイルドカレー味」など計6種類を開発した。製法は素揚げに近い。
商品の原材料は県産小麦の「きぬあかり」、製造拠点はあま市の「村瀬製菓」と、地産地消にもこだわる。昨年11月からは、名古屋ライトハウスに商品のシール貼りを委託。さらに売り上げ1個につき4円を「支援」と掛け、港ワークキャンパスに寄付することにした。
昨年11月からの4カ月間で売り上げは1万531個に上り、寄付額は4万2124円。8日は愛知学院大経営学部の大曲健太さん(3年)と松田瑠世さん(2年)、緑丘高の3年生2人、角千本店の加古僚太郎社長らが施設を訪れ、施設関係者らに寄付金を手渡した。
プロジェクトに関わる生徒や学生は1年ごとに入れ替わる。それぞれがパッケージデザインや販売戦略も担ってきたといい、4人は「売り上げを出せたのはうれしい」「普段できない体験ができた」などと充実感をにじませた。
施設では利用者10人ほどがシール貼りを担う。寄付金を受け取った立花篤志副施設長は「仕事の一つとしていただけて大変感謝している。寄付金は利用者のために役立てたい」と謝辞を述べた。
きしめんチップスは、名古屋城の売店など県内8カ所で販売している。 (榊原大騎)
(2024年3月14日 中日新聞朝刊市民総合版より)