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お知らせ  2023.12.02

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学生開発 植物由来アイス 愛知文教女子短大 産学連携、名駅で販売

アイスの開発に関わった学生ら=稲沢市の愛知文教女子短大で

アイスの開発に関わった学生ら=稲沢市の愛知文教女子短大で

■主要なアレルギー物質なし

 愛知文教女子短大(稲沢市)が産学連携で開発した植物由来のアイスクリーム「ことちゃんとうふアイス」を、名駅の名鉄百貨店本店メンズ館1階の土産物店「名鉄商店」で販売している。主要なアレルギー物質を除いたのも特徴。2日には、試食イベントも開く。(寺田結)

 アイスは、大学と包括連携協定を結ぶ名古屋食糧(名古屋市)、おとうふ工房いしかわ(高浜市)、太田油脂(岡崎市)が共同開発。「地球にも人にもやさしく」をコンセプトに、牛乳や卵などのアレルゲンを除き、おからペーストや菜種油、豆腐など、植物性由来の材料のみで作った。

 商品名の「ことちゃん」は、同大の「食物アレルギーの子どもを守る」事業のイメージキャラクターの名前だ。昨年末からイベントなどで小規模の販売を続けてきたが、学生が今夏、名鉄商店側に完成品を持ち込んでプレゼンテーションし、常設販売が決まった。

 商品化を踏まえて味を再検討し、豆腐の優しい甘みを味わえるプレーンと、西尾産の風味豊かな抹茶の二つに決めた。手土産や贈答品にも使えるように、学生がデザインしたパッケージも、豆腐のパックをイメージした四角い容器を採用した。

 開発に関わった生活文化専攻2年の佐野陽香さん(20)は、抹茶味がお気に入りだといい「濃厚で大人も満足できる味」とアピール。同じく中田杏咲さん(20)は、本格的な商品化にこぎつけ「多くの人に手に取ってもらい、アレルギーの有無に関係なく、皆で一緒に食べられる喜びを味わってもらいたい」と話している。

 アイスは税込み540円で、試食イベントは午前10時~午後5時。名鉄商店のオンラインショップでも販売している。

(2023年12月2日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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