ペットボトルを再利用してリストバンドを作った親子と中京大の学生（右）＝西区のなごのキャンパスで

　バスケットボール男子Ｂリーグ１部の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと中京大の学生が１１日、西区の起業家育成拠点「なごのキャンパス」で、環境問題や児童虐待防止を考える催しを開いた。

　プロスポーツクラブと学生による社会貢献活動を通じ、地域への効果を調べる実証事業の一環。中京大スポーツ科学部スポーツマネジメント学科の３年生が２カ月間、Ｂリーグの試合会場を視察するなどして、スポーツを社会貢献に生かす方法を考えた。

　この日は、ペットボトルを再利用した応援用のリストバンド作りや、１１月の児童虐待防止推進月間に合わせてオレンジ色の手袋をはめて街のごみを拾いながら歩くイベントを実施。参加者にはドルフィンズの観戦チケットが贈られた。

　中京大の荻堂李々花さん（２１）は「スポーツを通じて社会や地域に良いことをしたいと企画した。参加した子どもたちが笑顔で楽しんでくれて良かった」と話していた。（平井良信）

（2023年11月14日　中日新聞朝刊市民版より）