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お知らせ  2023.07.24

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日福大 東海キャンパス拡張 27年、社会福祉学部など再編

 愛知県知多半島に3キャンパスを構える日本福祉大が2027年4月、東海キャンパス(同県東海市)を拡張し、美浜キャンパス(同県美浜町)から中核の社会福祉学部を移転させる。東海キャンパスでは経営系学部の新設も検討しており、現在の3学部から5学部に増やし、敷地は4倍超の約3万3000平方メートルとする方針。

 創立70周年記念事業の一環。日福大は4年制大学として全国で初めて、社会福祉学部を設置したことで知られる。大学の看板である同学部を移転することで、東海キャンパスを「福祉の学術研究都市」と位置付け、他学部や東海市、企業などとの交流拠点を目指す。

 東海キャンパスは15年、東海市の土地区画整理事業地内の約7700平方メートルに整備された。経済学部と国際福祉開発学部、看護学部の3学部がある。日福大は今後、西隣の土地約2万5700平方メートルを購入。25年4月に着工し、延べ約3万7500平方メートルの建物を建設する想定だ。

 定年後などに大学で学び直すセカンドキャリアや、スタートアップ(新興企業)の支援拠点も設ける予定で、社会人や外国人留学生も積極的に受け入れる。計画では、東海キャンパスの学生収容人数は、これまでの3学部の1520人に、社会福祉学部(1680人)と経営系の新学部(800人)を加えて計4000人を見込んでおり、3キャンパスで最大規模になる。

 一方、美浜キャンパスには教育・心理学部とスポーツ科学部が残り、北側に町が運動公園を建設中で、24年度には陸上競技場などが完成予定。小中一貫校の設置計画もあり、日福大はスポーツと健康などの分野で町と連携し、地域活性化を図る。大学本部は引き続き、美浜キャンパスに置く。

 日福大の丸山悟理事長は「単なる学部の移転ではなく、3キャンパスの目的や機能を分けるための再編。今後も大学にとって知多半島全域がキャンパスであることに変わりはなく、知多半島をさらに成長させていきたい」と話した。

(2023年7月24日 中日新聞朝刊1面より)

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