HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動
学生活動 2023.07.21
この記事の関連大学
スマホや手帳に貼って楽しんで “推し活”を応援 シール開発 名外大生、印刷会社とコラボ
名古屋外国語大(日進市)世界共生学科の学生と、「大阪シーリング印刷」(大阪市)が、アイドルなどに情熱を注ぐ「推し活」を応援するシールを開発した。題して「推しごとシール」。自分の「推し」の写真に貼って表面を保護したり、シールの上から絵や文字を書き込んだりした上でスマートフォンや手帳などに貼れば、いつでもどこでも「推し」を楽しめるという。(平木友見子)
シールは透明で、縦約10センチ、横約6センチ。ラメが入ったものや交流サイト(SNS)「インスタグラム」の画面を連想するデザイン、「推し活」用語の「尊い」「最推し」などの言葉をあしらったものなど全10種類ある。のりがついているのは四方だけで、写真の上から貼っても中身を傷めることはない。いわば「額縁」のような作りだ。
企画は、同学科の宮川公平教授(51)が同社名古屋営業部(名古屋市中村区)の担当者と知り合ったのがきっかけ。「シールを使った新しく、便利なアイデア」をテーマに、昨年7月から学生有志が4グループに分かれてコンペを実施したところ、「推しごとシール」が採用された。20以上のアイデアが出たといい、名古屋営業部の石川朋さん(28)は「社会問題に目を向けたものなどもあって刺激を受けた」と振り返る。
提案した3年の井藤(いふじ)留奈さん(20)によると、学内の留学生が、日本や韓国のアイドルなどの「推し活」に夢中になっている姿が着想の第一歩。透明なスマホケースとスマホの間に、インスタントカメラで撮った写真を挟んで持ち歩いている学生が多いこともヒントになった。「写真をデコレーションできれば楽しいと思った」と話す。
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて役立てる学生も。同じグループの3年、竹内静流(ひずる)さん(20)は授業で使うノートなどの表紙に使っている。「タイトルを書いた紙の上からシールを貼り、ノートの用途が変わったら中の紙を取り換えればいい」。最後のページまで使い切れるようになり、「自分たちの欲しいものからスタートしたアイデアをSDGsにつなげられた」と喜ぶ。
同社と打ち合わせを繰り返した商品は、21日まで東京ビッグサイトで開かれている「国際文具・紙製品展(ISOT)」にも出展された。市販を予定しているが、値段は未定。22、23日のオープンキャンパスでは、同学科を見に来た高校生らにノベルティとして配るという。
(2023年7月21日 中日新聞朝刊なごや東版より)
シールは透明で、縦約10センチ、横約6センチ。ラメが入ったものや交流サイト(SNS)「インスタグラム」の画面を連想するデザイン、「推し活」用語の「尊い」「最推し」などの言葉をあしらったものなど全10種類ある。のりがついているのは四方だけで、写真の上から貼っても中身を傷めることはない。いわば「額縁」のような作りだ。
企画は、同学科の宮川公平教授(51)が同社名古屋営業部(名古屋市中村区)の担当者と知り合ったのがきっかけ。「シールを使った新しく、便利なアイデア」をテーマに、昨年7月から学生有志が4グループに分かれてコンペを実施したところ、「推しごとシール」が採用された。20以上のアイデアが出たといい、名古屋営業部の石川朋さん(28)は「社会問題に目を向けたものなどもあって刺激を受けた」と振り返る。
提案した3年の井藤(いふじ)留奈さん(20)によると、学内の留学生が、日本や韓国のアイドルなどの「推し活」に夢中になっている姿が着想の第一歩。透明なスマホケースとスマホの間に、インスタントカメラで撮った写真を挟んで持ち歩いている学生が多いこともヒントになった。「写真をデコレーションできれば楽しいと思った」と話す。
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて役立てる学生も。同じグループの3年、竹内静流(ひずる)さん(20)は授業で使うノートなどの表紙に使っている。「タイトルを書いた紙の上からシールを貼り、ノートの用途が変わったら中の紙を取り換えればいい」。最後のページまで使い切れるようになり、「自分たちの欲しいものからスタートしたアイデアをSDGsにつなげられた」と喜ぶ。
同社と打ち合わせを繰り返した商品は、21日まで東京ビッグサイトで開かれている「国際文具・紙製品展(ISOT)」にも出展された。市販を予定しているが、値段は未定。22、23日のオープンキャンパスでは、同学科を見に来た高校生らにノベルティとして配るという。
(2023年7月21日 中日新聞朝刊なごや東版より)