観光ＰＲ動画の実例を見て学ぶ留学生ら＝名古屋市中区の中日新聞社で

　名古屋外国語大（日進市）と名城大（名古屋市天白区）の留学生らが、出身国をはじめ海外向けに県内などの観光ＰＲをする動画の制作が５月３０日、名古屋市中区の中日新聞社で始まった。

　両大とも留学生２人と、留学経験のある日本人学生１人の３人ずつが参加。いずれも中部国際空港を起点に、名外大生は電車で岡崎市と浜松市、名城大生は自動車で知多半島をそれぞれ訪れ、魅力を紹介する。この日は撮影を担当する地元テレビ局のスタッフらから説明を受けた。７月まで撮影し、夏ごろの公開を目指す。

　名城大のウズベキスタン人留学生ラヒモフ・アンワルベクさん（２３）は「焼き物に関する観光が楽しみ。ウズベキスタンから日本に来る人が増えれば」と話した。

　事業は、全国の地方紙でつくる実行委主催のビジネスコンテストで中日新聞社が受賞した企画案のテストとして実施。米ＩＴ企業グーグルの支援を受ける。　（日下部弘太）

（2023年6月2日　中日新聞朝刊県内総合版より）