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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2023.05.24

東海地区大学野球リーグ春季選手権大会 中部学院大 10年ぶり全日本切符

10年ぶりの全日本大学野球選手権大会への出場を決め、喜ぶ中部学院大ナイン=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で(谷大平撮影)

10年ぶりの全日本大学野球選手権大会への出場を決め、喜ぶ中部学院大ナイン=三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で(谷大平撮影)

 岐阜、三重、静岡の3県学生リーグによる東海地区大学野球リーグ春季選手権大会(中日スポーツ後援)が23日、三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で行われた。トーナメント戦で中部学院大(岐阜学生)が東海大静岡(静岡学生)、皇学館大(三重学生)に連勝。3日間の激戦を制し、10年ぶり3度目の全日本大学野球選手権(6月5日開幕・神宮、東京ドーム)への出場を決めた。開幕日に東京ドームで日本文理大(九州地区北部)と対戦する。

■3日目にもつれ込んだ死闘を2戦連続コールドで制す 監督「本当に驚き」

 3日目にもつれ込んだ死闘を中部学院大が制した。大会初日から2日連続で行われた3校による総当たり戦は両日とも1勝1敗。勝負がつかずに突入したトーナメント戦を2試合連続コールドでものにし、間宮大貴監督(34)は「まだ実感は湧いていない。シード権も取れていなかったので本当に驚いてます」と率直な気持ちを口にした。

 初日から2日間計4試合の失点率でトーナメントはシード権なし。初戦は東海大静岡を7回コールドで破った。約1時間後に始まった皇学館大との決勝は3-1の7回に2点を追加し、なおも2死満塁で宮崎の走者一掃の3点適時二塁打でコールドが成立し、ベンチ前に歓喜の輪ができた。

 大会初日の前日から三重入りした。勝負が長引くにつれて急きょその日の宿を手配するドタバタが続いた中で、試合がない22日も岐阜に帰らず志摩市内のホテルに宿泊。練習をオフにし、選手たちは温泉や治療などで連戦の疲れを癒やした。

 ホテル近くを散歩してリフレッシュした主将の宮坂は「体的にも気持ち的にもしんどい大会だったけど、きょうは体調もバッチリ」。2試合で計6打数3安打ときっちり4番の仕事を果たした。

 10年ぶりに手にした全日本切符。「今大会で一皮むけた。東京ドームで試合ができるのが楽しみ」と宮坂。激戦をものにした勢いで全国の舞台に乗り込む。 (谷大平)

■先制点生かせず 皇学館大

 皇学館大は初回の先制点を生かせなかった。1回に1番浅井が中前打と犠打で二塁に進むと、続く二ゴロの間に俊足を飛ばして一気に生還。しかしその後は相手の投手陣に無得点に抑えられた。プロ注目のスラッガー・村田は3打数1安打。「伊勢の怪物」の全国デビューは持ち越しとなり、森本監督は「責任感の強い子。本人が一番苦しかったんじゃないかな」とおもんぱかった。

▽1回戦
東海大静岡(静岡学生) 0000020|2
中部学院大(岐阜学生) 301015x|10
(7回コールドゲーム)
(東)佐藤孝、宮原、望月、沢-塩川
(中)小川-竹中
本塁打 森(中)

▽決勝
皇学館大(三重学生) 1000000|1
中部学院大 0110105x|8
(7回コールドゲーム)
(皇)宮崎、江南、佐野-伊東
(中)木村、北田-竹中
本塁打 桂(中)

(2023年5月24日 中日スポーツ8面より)

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