皇学館大の学生を起用したＣＭの一場面（県選管提供）

　若い世代の選挙への関心を高めようと、県選管はテレビやラジオ、インターネットなどでの啓発に、連携協定を締結する皇学館大（伊勢市）の現役学生を起用する。担当者は「同世代から投票を促す方が若者の心に響くはず」と期待する。

　ＣＭの撮影は今月上旬、津市内で行われた。「踏み出そう！」。海岸や自然豊かな公園を背景に、学生３人が視聴者に向かって明るく呼びかける。撮影に参加した３年の大道友美菜さん（２１）は「若者も主権者であることを主張するべきだと思う。同年代の人たちに投票を働きかけられたら」と思いを込める。

　ＣＭは４月１日から、テレビや動画投稿サイト「ユーチューブ」のほか、今回から初めて、若者の利用が多い民放の無料動画配信サイト「ＴＶｅｒ（ティーバー）」や動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」でも流す。

　他にも交流サイト（ＳＮＳ）のツイッターやインスタグラムなどでバナーを表示する。４月７日午後８時半からはＦＭ三重の番組に学生が出演し、投票日や期日前投票を周知する。

（2023年3月30日　中日新聞朝刊三重版より）