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お知らせ  2023.03.21

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ビール苦手な若者に注ぐ 苦み少なく、中京大生と共同開発

開発に携わったビールをPRする尾関太朗さん(右)と杉田一将さん=名古屋市で

開発に携わったビールをPRする尾関太朗さん(右)と杉田一将さん=名古屋市で

 中京大(名古屋市)の学生と同市のクラフトビールメーカー「ワイマーケット」が、ビールが苦手な人でも飲みやすいビールを共同で開発した。爽やかな果実の香りがして後味に苦みが残らないのが特徴。24日から東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)のイオンとイオンスタイル計38店で約2000本を販売する。

 商品名は「若者に贈るエール ~Cheers to youth!~」。醸造方法を工夫することでモモのような香りを出せるニュージーランド産の新種ホップ「ネクタロン」を使用し、苦みが少なく柔らかな口当たりに仕上げた。アルコール度数は5%。

 開発のきっかけは、経営学部4年の尾関太朗さん(22)と杉田一将さん(22)が、好きなビールをテーマにした卒業論文の取材でワイマーケットを訪れたこと。戦略などを聞く中で若者のビール離れの話題となり、飲む人を増やしたいという思いが一致。一緒に商品づくりに取り組むことにした。

 二人は、ビールが苦手な学生を招いての試飲会やアンケートなどで生の声を収集。後味がさっぱりしている方が好まれることが分かり、苦みがなくフルーティーなベルギー発祥のビール「ホワイトエール」をつくる方針を決めた。

 二人は「ビールが苦手な人でも新たな発見があるはず。好きな人にも味わってほしい」と話した。370ミリリットル入りで605円。中京大近くのイオン八事店で先行販売している。(織田龍穂)

(2023年3月21日 中日新聞朝刊地域経済面より)

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