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学生活動  2023.03.26

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選挙の大切さ ゲームで学ぶ 中京大生が考案

選挙の大切さを学ぶカードゲームに取り組む中京大の学生たち=名古屋市昭和区の同大名古屋キャンパスで

選挙の大切さを学ぶカードゲームに取り組む中京大の学生たち=名古屋市昭和区の同大名古屋キャンパスで

■投票先「将来考えながら決めたい」

 政治に興味のない人にも選挙の大切さや投票するメリットを感じてもらえるよう、中京大(名古屋市昭和区)の学生らがオリジナルのカードゲームを考案した。学生らは統一地方選にも関心を向けており「将来を考えながら投票先を決めたい」と話している。 (城石愛麻)

 カードゲームを考案したのは、京俊介准教授(政治学)のゼミに所属する2年生9人。昨年10月から制作に取り組み、今月15日に完成した。「PoLife~Politics&Life~」と名付け、数人でプレーする。

 参加者は、自分のプロフィルとなる年代と職業が書かれたカードを1枚ずつ受け取る。年代カードには「子育て」「介護・年金」「経済・雇用」「国防・治安」の4分野への関心度合いが数字で示され、重点施策が異なる架空の3政党から一つを選び投票する。当選した政党が、自分の関心と同じ施策に重点を置いていれば参加者は高得点を得られる。ゲームは3回行い、回を追うごとに参加者の年代が上がり、関心分野も変わる。途中で天災やリストラなど予期せぬライフイベントにも出くわし、得点に影響する。

 ゼミ生は18歳の時に選挙権を得た若者たち。ゼミ長の渡辺しずくさん(20)は「投票結果が得点という形で人生に影響を与えるため、投票のメリットを感じやすい」と説明。荻野可帆さん(20)は「思わぬライフイベントがあるほど政治の恩恵を感じやすいと分かった」と話す。

 カードゲームで投票啓発に取り組みたい選管や高校などがあれば、ゼミ生による出前授業や貸し出しなどを検討する。(問)京准教授=s-kyo@mecl.chukyo-u.ac.jp

(2023年3月26日 中日新聞朝刊県内版より)

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