協力し合って謎解きに挑戦する参加者＝長浜市元浜町で

　長浜バイオ大、県立大、滋賀大の学生らが、長浜市の地域資源を生かした「まちあそび」を共同で企画し、黒壁ガラス館などの観光スポットを巡るスタンプラリーや、まちを歩きながら問題を解いていく「謎解きウオーキングラリー」を開催した。市内外の高校生や大学生など多くの若者が参加し、遊びながら長浜の魅力を再発見した。（平子宗太郎）

　「とりあえず長浜城に行ってみようよ」。イベントは１２日にあり、３人１組で挑戦する謎解きウオーキングラリーでは「長浜城の別名は何でしょう」「この写真の場所で記念写真を撮ってください」といった問題や指令が出され、参加者は現地へ行って答えを探し歩くなどした。

　謎解きに参加した龍谷大４年の松本安弘さん（２２）、１年の藤田彩花さん（１９）は「問題に答えるために、まちを隅々まで見た。知らないことがたくさんあって、観光とは違う楽しみ方ができた」と笑顔を見せた。

　企画した長浜バイオ大２年の平山聡佐（そうすけ）さん（２０）は「参加者から『楽しかったです』という声を聞き、苦労が実った」と笑顔を見せ、「また、あっと驚けるようなイベントを企画していきたい」と展望を語った。

（2023年3月16日　中日新聞朝刊びわこ版より）