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学生活動  2022.10.18

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鈴鹿ヴォイスFM 鈴鹿医療科学大生が自主制作番組 地域に元気を届けたい

初めての収録に臨む鈴鹿医療科学大の学生たち=鈴鹿市住吉町の鈴鹿ヴォイスFMで

初めての収録に臨む鈴鹿医療科学大の学生たち=鈴鹿市住吉町の鈴鹿ヴォイスFMで

■企画から参加 健康相談や大学の魅力発信

 鈴鹿市のコミュニティーFMラジオ局「鈴鹿ヴォイスFM」で、鈴鹿医療科学大(同市)の学生たちが24日から自主制作番組を始める。大学教員の協力を得た健康相談など、医療系大学らしいコーナーも盛り込む考えだ。局内で14日夜、初めての収録に臨んだ。(片山健生)

 活気ある学生の声で入院患者や施設入所者を含めて地域に元気を届けるのが目的。学生にとっても、ラジオ番組の企画や発信に携わることで医療人に必要なコミュニケーション能力を高める機会になる。高木久代副学長が発案し、親交ある局幹部の賛同を得て実現。1~4年生の有志10人が9月から準備を進めてきた。

 番組名は大学を英語表記した場合の頭文字から取った「SUMS(サムス)ラジオ」。毎週月曜日の午後6時半から15分間放送される。学生が企画から主体的に関わり、大学での学びやイベント、サークル活動、健康情報などを紹介していく。

 初収録は初回と第2回の2本分で、それぞれの主なテーマは大学の概要と大学祭。学生たちは2班に分かれて分担し、スタジオ内で掛け合いをしながら紹介した。台本は用意していたが、盛り上がるにつれてアドリブも飛び出し、学生の素の部分も垣間見えた。

 補助役のラジオ局スタッフから、口元とマイクの距離を注意されたり、予定より早く終わって追加のトークを求められたりと不慣れな場面もあったが、無事に収録を終えた。

 初回を担当した班のリーダーで医療福祉学科4年の田中優花さん(22)は、話す速さや他の人に話を促す目配せなどに注意したといい「周りをうまく引っ張れるか不安だったけれど、出来栄えは99点」と満足そうだった。

 第2回を担当した同科3年の山本楓さん(20)は「学生ならではの楽しい雰囲気で、大学の魅力を伝えていきたい」と意気込み、教員個人を紹介する「突撃インタビュー」や同じ学科の学生による座談会「学科あるある」などを構想していた。

 放送区域は市内全域と隣接市の一部。番組は火曜日午後8時と金曜日午後3時半から再放送される。スマホアプリ「Radimo(レディモ)」でも聴ける。

 鈴鹿ヴォイスFMで地元の若者が自主制作する番組は、神戸高校放送部の「こっちなんです」、鈴鹿高校放送部の「鈴call」などがある。

(2022年10月18日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)

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