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学生活動  2022.09.09

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企業の健康管理 取り組み学ぶ 四日市看護医療大生22人

伊藤部長(右)の案内で社内を見学する学生たち=四日市市あかつき台の中村組で

伊藤部長(右)の案内で社内を見学する学生たち=四日市市あかつき台の中村組で

 四日市看護医療大(四日市市萱生町)の2年生22人が7日、同市あかつき台の建設業「中村組」を訪れ、従業員の健康管理や事業について学んだ。

 学生が地域に出掛け、働く人の健康や看護専門職の活動などについて学ぶ「コミュニティケア実習」の授業の一環。新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年間は現場実習ができなかったが、3年ぶりに実施された。

 同社総務部の伊藤嘉泰(よしひろ)部長が会社概要や健康管理の取り組みを紹介。不規則な勤務や食事の影響で、肥満や生活習慣病、その予備軍の従業員が多く、体を動かす機会を設けていると説明した。労働災害防止のため、月2回の安全パトロールや月1回の安全集会、年1回の協力会社も含めた安全大会などで職場環境の確認や情報共有をしていることも紹介した。

 伊藤部長は「体調が悪くても『大丈夫』という人が多い。従業員の健康を守ることが一番大事なので、労働環境の改善に努めている」と話した。

 学生は講義の後に社内を歩き、広々として明るい職場や、腰痛防止のためにリニューアルされたいすなどを見学。近くのモデルハウスも訪れ、事業内容を学んだ。早川彩葉(いろは)さんは「災害時はいち早く現場に駆け付け、人命を守るために活動する点で建設業界と医療関係者は共通する点があると感じ、興味がわいた」と話していた。(片山さゆみ)

(2022年9月9日 中日新聞朝刊北勢版より)

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