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お知らせ 2022.06.01
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阪神大震災 読み物から追体験 名学芸大で学生ら参加の催し
1995年の阪神大震災を題材にした体験談風の読み物から被災時を追体験する催し「災害エスノグラフィー」が5月28日、名古屋学芸大(日進市)で開かれた。日本赤十字社県支部と同大が2020年から共催する「防災人材育成プログラム」の本年度の初回。この催しは、民俗史や文化人類学の観点から災害の教訓や知恵を体系化して残す手法で、同震災以降注目されているという。
同大学生と公募の市民7人が参加した。震災直後と避難所生活の2パート計11ページを前後半に分けて読み込んで「初めて知った」を黄色、「すでに知っていた」を青色、「重要だと思った」をピンク色の蛍光ペンで色分け。各色で特に心に残った箇所を付箋に書き出し、全員で共有した。
青色の部分では、地域共助について「若い人は声をかけられて初めて動くんですよ。動きたい気持ちがあるけど手を出しにくい、と言われました」という箇所を選んだ参加者が多数。「自分もそうだと思う。東日本も小さい頃だったので震災が身近ではない」「確かに会社の若い子たちも気持ちはあるけれど、行動に結び付かない」といった意見が出ていた。(西川侑里)
(2022年6月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)
同大学生と公募の市民7人が参加した。震災直後と避難所生活の2パート計11ページを前後半に分けて読み込んで「初めて知った」を黄色、「すでに知っていた」を青色、「重要だと思った」をピンク色の蛍光ペンで色分け。各色で特に心に残った箇所を付箋に書き出し、全員で共有した。
青色の部分では、地域共助について「若い人は声をかけられて初めて動くんですよ。動きたい気持ちがあるけど手を出しにくい、と言われました」という箇所を選んだ参加者が多数。「自分もそうだと思う。東日本も小さい頃だったので震災が身近ではない」「確かに会社の若い子たちも気持ちはあるけれど、行動に結び付かない」といった意見が出ていた。(西川侑里)
(2022年6月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)