授業でデザインするマイクロバスを見学する学生ら＝岐阜市太郎丸の岐阜女子大で

　日本タクシー（岐阜市）が所有しているマイクロバスのラッピングを学生がデザインする授業が１４日、岐阜女子大（同）で始まった。計４回の授業で観光バスに生まれ変わるためのデザインを考案し、９月２９日にお披露目する。

　生活科学科住居学専攻の実習の一環で、３年生１７人が参加。新型コロナウイルスの影響で下火になった観光バスの需要を盛り上げる１つのきっかけにしようと、学生のアイデアを活用する産学合同のプロジェクト。

　授業初日は同社の２７人乗りマイクロバスを学生が見学。安藤裕介営業部長から「観光に行く人の心がわくわくするようなラッピングにしてほしい」と要望を受け、学生らがイメージを膨らませた。授業を受けた林美和さん（２０）は「明るいイメージで、人の目を引きつけるようなデザインにしたい」と意気込んでいた。（向川原悠吾）

（2022年4月15日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）