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中日新聞掲載の大学記事

2010.07.22

中京大・村瀬総監督 野球タイ代表を指揮 11月アジア大会『面白みある』

 中京大硬式野球部の村瀬耕次総監督(51)が11月のアジア大会(中国・広州)でタイ代表の監督を務めることが22日、分かった。野球が普及して間もない同国。アマチュア野球で日本一の経験も持つ指揮官は、未知の国での指導を「不安もあるが、どんなチームになっていくか楽しみ」と心待ちにしている。

 タイでは1990年代前半、慶応大の榊原敏一元監督らの尽力で野球が広まったとされ、日本と関係が深い。タイのアマチュア野球連盟から日本野球連盟に監督派遣の要請があり、榊原さんと同じ愛知・中京高出身の村瀬さんに白羽の矢が立った。

 タイの野球は日系企業の支援を受けたクラブチームの活動が中心という。前回2006年のアジア大会は6チーム中5位だった。

 「あまりうまくないと聞いているが、出来上がったチームより面白みがある」と村瀬さん。野球の五輪種目復帰もにらみ「国際試合ができる喜びは選手にとって格別。もっと多くの国に知ってもらいたい」と意気込む。

 村瀬さんは中京高、中京大、河合楽器でプレー。93年から河合楽器の監督を務め、01年に社会人最高峰の都市対抗で優勝に導いた。その後、中京大監督としても愛知大学リーグ1部を3度制し、今月から総監督。

 9月にタイに入って代表選考から携わり、10月のインターコンチネンタル大会(台湾)でも指揮を執る。

(2010年7月22日 中日新聞夕刊10面より)
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