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お知らせ 2021.10.06
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交通量AI計測 人手負担少なく 金沢で実証実験実用化へ精度課題

(右)交差点に設置された自動計測装置(左)AIによる交通量計測を示した画面=金沢市で
名称は「携帯型トラモビAI」。高さ約4メートルのポールの先端に付いたカメラで周囲を撮影し、AI搭載の解析装置で計測する。車両の通行ルートを判別し多方向に行き来する交差点でも対応できるほか、人や自転車も計測できる。
支柱やゲートに設置する固定式カウンターは整備費用が高額で、直進する車両しか計測できなかった。また人手による計測作業も負担が大きい。ただ計測の誤差が10%程度あるため、実用化に向けて手計測の誤差5%より精度を高める。
金沢工業大の中沢実教授は「いろいろな場所に設置できることを生かし、事故防止など交差点の安全を提供していきたい」と話す。 (高岡涼子)
(2021年10月6日 北陸中日新聞朝刊7面より)