ワクチン接種への不安や疑問点に答える谷会長（右）＝ユーチューブより

　若者への新型コロナワクチン接種が広まる中で、愛知大名古屋キャンパスと中村区医師会は、実際に接種した学生と医師会会長が接種理由やその後の影響について語り、疑問や不安に答える動画を公開している。

　制作した動画は２本。タイトルは、学生２人が接種理由や副反応を語る「私たちワクチン接種しました」と、接種後の運動や将来の胎児への影響などについて同区医師会の谷能之会長にインタビューした「中村区医師会長×大学生」。

　大学生同士の動画には、いずれも１年の夏井琴菜さん（１９）と成瀬瑠美さん（１８）が出演。夏井さんは動画で「若者は重症化しないと言われていたので接種するつもりはなかったが、周りの人に感染させないために接種しようと思った。家族や身近な人のためにも接種を考えてみてください」と呼び掛けている。

　谷会長へのインタビューは、同大３年宮崎涼花さん（２１）が事前に学生から集めた質問を聞いた。インフルエンザウイルスとの違いや、ワクチン接種のメリットと副反応などのデメリットなど接種に関する疑問について答えている。

　動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」で、市公式チャンネル「まるはっちゅ～ぶ」を検索。愛知大ホームページからも閲覧できる。（篠塚辰徳）

（2021年10月1日　中日新聞朝刊市民版より）