連携協定を結んだ栗本学長（左）と川口校長＝名古屋市中区の名古屋商科大名古屋キャンパスで

　商業に関する科目を学べる県内の高校や特別支援学校でつくる県商業教育振興会と名古屋商科大（日進市）は２２日、双方の教育の活性化を図る連携協定を結んだ。

　社会やビジネスで想定されるさまざまな場面への対応方法を、議論しながら学ぶ同大の授業について、その指導方法を商業高校などの教諭が学び、高校生向けの教材を同大と共同でつくる。高校生が大学生と一緒に学べる機会も計画する。

　名古屋市中区の同大名古屋キャンパスで締結式があり、栗本博行学長は「一緒に新しい教授法を開発していきたい」とあいさつ。５５校が加盟する振興会の会長で愛知商業高の川口宗泰校長は「ワクワク、ドキドキしながら生徒１人１人が主人公となって満足感が得られるような変革をしていきたい」と話した。（渡辺紗希）

（2021年9月23日　中日新聞朝刊県内版より）