プログラミングカーの動きを確かめる児童たち＝加賀市潮津町で

　プログラミングの基礎を学ぶ小学生向けの体験教室が２４日、加賀市の中谷宇吉郎雪の科学館であった。小学２、３年生向けの教室では、児童４人がパソコンを使わずにプログラミングができる教材を使って、ロボットカーを走らせた。

　金沢工業大（野々市市）や国際高等専門学校（金沢市）の教授や学生らが講師を務めた。６年前から同館で教室を開いている。

　２、３年生の講座では、国際高専の南出章幸教授らが開発した教材を使い、升目に絵が描かれたシートの上で、ロボットカーを動かした。「まえ」「みぎ」などと矢印などが書かれたシールを用紙に貼り、スキャナーで読み込むことで、ロボットカーにプログラミングできる。児童は自分の決めたルートで動くよう、手順を考えてシールを貼り、ロボットの動きを確かめていた。分校小学校３年の男子児童（８つ）は「うまく動かすのが難しかったけど、楽しかった」と話した。

　中学年はゲーム作り、高学年は人型ロボット「ペッパー」を動かすプログラミングを体験した。　（井上京佳）

（2021年4月25日　北陸中日新聞朝刊かが白山版より）