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学生活動  お知らせ  2021.04.16

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親の悩み離乳食 簡単レシピ冊子 千種区役所と椙山女学園大生が作成

離乳食レシピを考えた椙山女学園大の学生たち=千種区役所で

離乳食レシピを考えた椙山女学園大の学生たち=千種区役所で

 離乳期の食事に悩む親たちを応援しようと、千種区役所と椙山女学園大の学生たちが、冊子「かんたん!おいしい!離乳食レシピ」を作成した。3カ月児健診で千種保健センターを訪れた人に渡すほか、区民生子ども課の窓口で配布している。A5判、15ページ。

 米や野菜、豆腐などの食材ごとに「離乳初期」「離乳中期」「離乳後期」など、成長期に合わせた全30品のメニューを紹介。離乳初期ではペースト状にしていた「カボチャのリゾット」は、成長に応じてホウレンソウを入れたり、具材を大きくしたり。だしやしょうゆで味付けを加えるなど、多くの食材や味に親しめるように工夫している。

 区のアンケートで、離乳期の食事について悩みを抱える親が多かったことから、管理栄養学科がある同大に協力を依頼した。同学科の2~4年生の20人は昨年7月から、レシピ作りを始め、大人向けの「かぼちゃのチーズリゾット」や「豆腐トマトハンバーグ」などメニュー6品を基に、離乳期でも食べられるような調理法を考えた。

 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大学に通えない期間が続き、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で話し合った。試作を重ねて気付いた調理のポイントは「硬さがのこらないようしっかり煮込みましょう」などと冊子に添え、料理の見栄えにもこだわったという。

 4年の山田あすかさん(21)は「かわいい冊子に仕上がった。離乳食に悩む人も多いが、大人向けのレシピもついており、食事に悩むのではなく、楽しんでもらいたい」と話している。 (土屋晴康)

(2021年4月16日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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