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お知らせ  2021.03.16

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終末期の患者を受け入れ 緩和ケア病院 来月開院 鈴鹿医療科学大

4月1日に開院する鈴鹿医療科学大付属桜の森病院=鈴鹿市南玉垣町で

4月1日に開院する鈴鹿医療科学大付属桜の森病院=鈴鹿市南玉垣町で

 鈴鹿医療科学大(鈴鹿市岸岡町)が白子キャンパス(同市南玉垣町)に、終末期の患者を受け入れる緩和ケア病院「桜の森病院」を建設し、4月に開院する。緩和ケアに特化した病院は全国で7カ所目だが、大学付属としては初めて。

 在宅医療の地域拠点化や急性期病院との連携が期待されるほか、他職種が関わる緩和ケアは学生にとってチーム医療を学ぶ貴重な場にもなる。開院に先立つ14日、高木純一理事長や二井栄・県医師会長、尾崎郁夫・市医師会長らがテープカットで完成を祝った。

 病院は鉄筋平屋3400平方メートル。全25床が個室で、散策用の共通バルコニーを備える。体力の落ちた患者がリフトで入浴できる浴室、心を落ち着かせる瞑想(めいそう)室、家族が待機できる家族宿泊室もある。医療スタッフは、渡部秀樹院長ら総勢36人。内訳は医師が非常勤含む6人、看護師19人、薬剤師2人、臨床心理士1人など。

 高木理事長は「県、市の医師会の協力で緩和ケアの専門病院ができた。連絡を密にし、地域に貢献したい」と語り、豊田長康学長は「緩和ケアは多職種連携の典型的な領域。患者の了解を得た上で、各学科・専攻の学生もチームで最善のケアを考え、学んでいける」と話した。(片山健生)

(2021年3月16日 中日新聞朝刊三重版より)

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