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お知らせ 2020.12.18
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ナノ水力発電実証実験 金沢工大と東プレなど開始
金沢工業大(石川県野々市市)は、自動車部品メーカーの東プレ(東京)などと共同で「ナノ水力発電装置」の実証実験を石川県白山市下吉谷町の養鯉(ようり)場で始めた。定格出力は約1キロワットと小さいが、施工や運搬が容易で山間部にある水量の少ない農業用水路でも発電できる。2021年度中の商品化を目指す。
一般に普及している小水力(マイクロ水力)発電装置より一回り小さく、2つのミニタービンを内部に組み込んだパイプを、既設の給水パイプにつないで発電する。インバーター(変換回路)を通じて100ボルトに変換し一般電力として使ったり、余った電力をバッテリーに蓄電したりできる。
実証実験では、農業用水路から養鯉場までの落差約8メートルの水流を利用し、安定して300ワットを発電できるかどうか確認する。発電した電力は水を循環させるポンプや自動給餌器、計測データを送る通信機器などに使用する。 (瀬戸勝之)
(2020年12月18日 北陸中日新聞朝刊北陸経済版より)
一般に普及している小水力(マイクロ水力)発電装置より一回り小さく、2つのミニタービンを内部に組み込んだパイプを、既設の給水パイプにつないで発電する。インバーター(変換回路)を通じて100ボルトに変換し一般電力として使ったり、余った電力をバッテリーに蓄電したりできる。
実証実験では、農業用水路から養鯉場までの落差約8メートルの水流を利用し、安定して300ワットを発電できるかどうか確認する。発電した電力は水を循環させるポンプや自動給餌器、計測データを送る通信機器などに使用する。 (瀬戸勝之)
(2020年12月18日 北陸中日新聞朝刊北陸経済版より)