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学生活動  2020.11.15

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「密」崩して 感染予防を 県芸大大学院生らポスター制作

ポスターを制作した島吉さん(右)と北園さん=県公館で

ポスターを制作した島吉さん(右)と北園さん=県公館で

 県立芸術大(長久手市)の大学院美術研究科の島吉信之介さん(25)と、美術学部4年の北園大和さん(22)が、新型コロナウイルスの感染予防を啓発するポスターを制作した。

 島吉さんの作品はA2判で「密」の字を崩したデザイン。感染リスクが高まる「3密(密閉、密集、密接)」の回避に着想を得た。「今あるコロナ対策のポスターは丁寧だが細かい。文字だけの構成で分かりやすくした」と説明する。

 北園さんは「換気」「うがい」など予防策を示す文字とイラストをあしらい、A4判で6種類を制作。全部または一部でも使える。「ハッピーな印象を与えないと、感染を予防しようとする意識が機能しない」とカラフルに仕上げた。

 2人は10月30日に県公館を訪れ、大村秀章知事に作品を披露した。知事は「われわれも使わせていただき、啓発をしっかりやっていきたい」と話した。

 ポスターは、県庁や県がんセンター病院(名古屋市千種区)などの医療機関、市町村施設に掲示される。 (戸川祐馬)

(2020年11月15日 中日新聞朝刊県内版より)

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