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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  スポーツ  2020.10.13

愛知大学野球 秋季リーグ 中京大41度目の優勝

 1部最終の第7週は11、12の両日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で行われ、中京大は勝ち点3で並んでいた中部大に1回戦を3-1、2回戦を4-1で連勝し、昨秋に続き41度目の優勝を果たした。愛院大は東海学園大に1回戦を6-2、2回戦を3-0で勝ち、今季初の勝ち点を挙げた。10戦全敗の東海学園大は2部との入れ替え戦に回る。

 中京大は1回戦でエース左腕の山本がリーグトップの6勝目を完投で飾り、2回戦で初先発の三浦が完投勝利を挙げた。中部大は強力打線が機能せず、2戦連続で1点ずつしか奪えなかった。

 愛院大は1回戦で佐藤良が完投で、2回戦は左腕の池村が初完封でそれぞれ勝利を飾った。

 =中日新聞社後援

■コロナにめげず 連勝つかみ取る

 優勝するためには2連勝しかなかった中京大が底力を発揮した。新型コロナウイルスの影響で春季リーグが中止になり、最終週直前の9日には11月の明治神宮大会の中止も発表された。それでも主将の河田を中心に、「連勝で優勝しよう」とチームは一つになった。半田監督は「コロナ禍で練習も思うようにいかない年、唯一行われた難しいリーグでの優勝は価値がある」と選手をたたえた。

 エース山本がつくった1戦目の流れを、この日初先発の三浦が引き継いだ。「優勝が決まる試合での先発は緊張したが、前日に完投した山本さんがブルペンで待機してくれていて心強かった」と奮起。持ち味の高めに伸びる速球で20個と飛球アウトの山を築き、2安打1失点に封じた。

▽11日
▽パロマ瑞穂(中京大1勝)
中部大 000000100|1
中京大 00001200x|3
(部)琴浦、田口-城野
(京)山本-福島

▽同(愛院大1勝)
愛院大 000010032|6
東海学園大010000010|2
(院)佐藤良-三島有
(東)浦野、稲葉、木原-倉田
本塁打 吉田(東)

▽12日
▽同(愛院大2勝)
東海学園大 000000000|0
愛院大 00102000x|3
(東)南出、浦野-倉田、山本陸
(院)池村-三島有

▽同(中京大2勝)
中京大 011000002|4
中部大 000000001|1
(京)三浦-福島
(部)駒田-城野

▽最終順位
①中京大9勝4敗、勝ち点4②名城大8勝4敗、4③愛工大8勝5敗、3④中部大7勝5敗、3⑤愛院大4勝8敗、1⑥東海学園大10敗、0(1、2位と3、4位は勝率による)

◇2部(愛産大ほか)
▽11日
▽A
愛産大 8-2 愛知東邦大

▽B
日福大 12-1 名産大

▽12日
▽A
愛知東邦大 5-4 愛産大
名大 8-5 同朋大
至学館大 5-0 愛知学泉大

▽B
名院大 - 愛知大
=愛知大の出場辞退による不戦勝
日福大 9-4 名産大
星城大 2-0 名商大

(2020年10月13日 中日新聞朝刊23面より)

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