イベントに協力した岐阜女子大の学生ら＝大垣市の西濃総合庁舎で

　野菜を食べることの重要性への理解を深めてもらおうと、西濃保健所は３１日、大垣市の西濃総合庁舎食堂で「野菜ファースト」イベントを開いた。

　県民の野菜摂取量全国１位を目指す県の「清流の国ぎふ　野菜ファーストプロジェクト」に基づき実施した。１日の野菜摂取目標である３５０グラムの分量を模型や写真、イラストで紹介したほか、１２０グラム以上の野菜を使った特別メニューが提供された。

　会場内の掲示物作りなどには、岐阜市の岐阜女子大の学生が協力した。４年の大島理紗子さん（２１）は「簡単に３５０グラムが食べられると伝わるように工夫した。少しの工夫で簡単に達成できる目標なので、頭の片隅で意識してもらえれば」と話した。

　２０１６年の調査では、県民の平均摂取量は男女ともに全国３０位代にとどまっている。（西村理紗）

（2020年9月1日　中日新聞朝刊西濃版より）