守山署は１９日、署内の１３交番が事件事故の速報や啓発のために月１回発行する「ミニ広報紙」のコンクールを開いた。地域の人に親しんでもらえるように今年初めて、守山区の金城学院大漫画研究部がキャラクターを作って協力した。

　ミニ広報紙はＡ４判で、交番ごとに計約３３００部を発行している。今回は、かわいらしい制服姿の警察官や、「注意?」「あぶない！」と書かれた吹き出しをイラストにして、署員が自分の記事に添えた。

　コンクールでは署や県警幹部ら２５人が投票した。１月末に起きた死亡事故を受け、高齢ドライバーに注意を呼びかけた瀬古交番が１位に選ばれた。

　漫画研究部は今後もミニ広報紙づくりなどで協力していく。大学２年の岡田奈津希さん（２０）は「イラストをきっかけに目にとまり、事件や事故が減ってほしい」と話した。浅野悟司地域課長は「多くの人に読んでもらえるように今後も努力したい」と述べた。

（2020年2月20日　中日新聞朝刊市民版より）