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“ビルの顔”愛される空間に 金城学院大生 YWCAロビー改装
YWCAは、キリスト教を基盤にボランティア活動を行う女性中心の国際NGO。名古屋YWCAビルは1989年完成で、ビル内で日本語や子育てサポートの教室を開いている。約70平方メートルのロビーには、多国籍の学生や子連れの母親、お年寄りまで幅広い人たちが集う。
これまではグレーを基調としたスペースだったが、学生が自習するにも机が少なく、ソファの座面も低いなど、使いにくさが目立ってきていた。若い世代も気兼ねなく集えるスペースにしたいと、2018年に名古屋YWCAが改修を決意。日ごろから交流のあった同大に、デザイン料や家具購入代などの予算約200万円で依頼し、同年12月から1年余りをかけて改修した。
新しいロビーは、白い壁面に柄物の壁紙を取り入れ、明るい空間に。机やイスの数も増やし、ソファやカウンター下などのポイントには、YWCAのイメージカラーである青を使った。
学生らを指導した同学科の弓立(ゆだて)順子教授によると、デザイン案は数度にわたり変更したという。プロジェクトリーダーの石川敬子さん(21)=碧南市=は「愛される空間がコンセプト。自分がデザインしたものが実際に形になるのは初めてで、感動した」と喜んだ。(松野穂波)
(2020年1月10日 中日新聞朝刊市民版より)
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