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中日新聞掲載の大学記事

スポーツ  お知らせ  2019.12.02

女子・名城大Aが13連覇 男子・愛工大は2位 知多半島で東海学生駅伝 

優勝し笑顔の名城大Aの選手(前列)ら=半田運動公園陸上競技場で

優勝し笑顔の名城大Aの選手(前列)ら=半田運動公園陸上競技場で

 第81回東海学生駅伝対校選手権大会と第13回東海学生女子駅伝対校選手権大会(ともに東海学生陸上競技連盟、中日新聞社主催)が1日、知多半島で開かれた。県勢の女子は名城大Aが13連覇を果たし、第1回大会から続く記録を伸ばした。男子は愛知工業大が2位だった。

 愛知、岐阜、三重、静岡の4県から女子は7校9チームが出場した。名城大Aは全員が区間賞の走りで1区から首位を守った。県勢は東海学園大が4位、至学館大が5位、名古屋大が6位だった。

 男子は17校19チームが出場し、皇学館大A(三重)が3連覇した。愛知工業大は4区の中村正明選手(3年)と6区の鈴木高虎選手(3年)が区間新記録の快走で、チーム全体でも大会記録を更新した。アンカーで主将の児玉勘太選手(4年)は「後輩のために最初にゴールしたかったので悔しいけれど、最後の駅伝で良い走りができた」と話した。県勢は名古屋大Aが3位、中京大が5位、東海学園大が6位だった。

 知多半島の沿岸を時計回りに巡るコース。男女とも武豊町の武豊緑地を出発して南へ向かい、女子は南知多町の魚ひろばまでの5区間26.6キロ。男子は魚ひろばから半島の西側を北上し、半田市の半田運動公園陸上競技場までの7区間63.5キロで競った。 (垣見窓佳)

■女子・名城大A 楽しんで実力発揮

 女子の名城大Aは全員が区間賞の走りで13連覇を果たし、全日本大学女子駅伝でも3連覇している実力を示した。順位には入らないが名城大B、名城大Cもそれぞれ2、3番目に当たるタイムを出した。

 前日に日本体育大で5000メートルの記録会があり、主力選手は連戦になった。米田勝朗監督(51)は「結果よりもけがをせずペースを守って走るように伝えた。その上でチーム内でも競い合ってもらいたかった」と狙いを話す。

 名城大Aで3区を走った荒井優奈選手は1年生ながら全日本でもアンカーを務めた主力選手。「連戦だったので疲労に負けないように走った。兵庫県出身なので、愛知県の海を初めて見た。楽しく走ることができた」と話した。アンカーを務めた主将の塩崎葵選手(4年)にとっては最後の駅伝になった。「前の選手から『楽しんで』と送り出されたのがとてもうれしく、仲間のことを考えながら走りました」と笑顔を見せた。

  (垣見窓佳)

 ◇東海学生駅伝

 【入賞チーム】
(1)皇学館大A3時間13分59秒=大会新(2)愛知工業大3時間16分20秒=大会新(3)名古屋大A3時間18分41秒(4)岐阜協立大3時間18分43秒(5)中京大3時間23分25秒(6)東海学園大3時間28分17秒
 【区間賞】
 1区 桑山楓矢(皇学館大A)25分32秒=区間新▽2区 上村直也(同)31分5秒▽3区 鈴木翔也(同)24分45秒▽4区 中村正明(愛知工業大)25分34秒=区間新▽5区 川瀬翔矢(皇学館大A)31分29秒=区間新▽6区 鈴木高虎(愛知工業大)16分44秒=区間新▽7区 国司寛人(名古屋大A)38分5秒

 ◇東海学生女子駅伝

 【入賞チーム】
 (1)名城大A1時間30分15秒(2)皇学館大1時間35分16秒(3)中京学院大1時間37分3秒(4)東海学園大1時間37分56秒(5)至学館大1時間40分43秒(6)名古屋大1時間43分54秒
 【区間賞】
 1区 井上葉南(名城大A)11分46秒▽2区 高松智美ムセンビ(同)13分57秒▽3区 荒井優奈(同)19分34秒▽4区 和田有菜(同)16分35秒▽5区 塩崎葵(同)28分23秒

(2019年12月2日 中日新聞朝刊9面より)

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