講演する張雲方さん＝日進市の名古屋外国語大で

　日進市の名古屋外国語大で１０月２５日、人民日報の元日本特派員で日中友好協会理事の張雲方さんが「中国の改革開放の原点と日本の協力」と題した講演を行った。中国語学科の学生や事前に申し込んだ一般の計約１１０人が参加した。

　張さんは、１９７４～８０年に特派員として来日。７８年、当時副総理だった鄧小平氏の初来日を同行取材している。

　改革開放を目指していた鄧氏が、日本の首相や大手企業の経営者らと会見し、工場見学した話を、エピソードを交えながら紹介。視察団を日本に派遣、日本人経済学者を政府の経済顧問に招聘（しょうへい）するなど、「日本が中国の発展に大きな影響を与えた」と話した。

（2019年11月27日　中日新聞朝刊なごや東版より）