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お知らせ  2019.11.09

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瀬戸の企業の「いいね」発信 ラジオサンキューで金城学院大生 職場に出向き やりがい取材

社員(左から2人目)にインタビューをする大学生たち=愛知県瀬戸市暁町で

社員(左から2人目)にインタビューをする大学生たち=愛知県瀬戸市暁町で

 守山区の金城学院大の学生が、瀬戸市内の企業などの魅力を発信している。学生らが職場に出向いて取材して、ラジオやネット動画の番組を制作。学生ならではの目線で地元企業に光を当てる。(吉本章紀)

 瀬戸では、8年ほど前から市内にスタジオを持つFM局「ラジオサンキュー」の番組で、市内の店舗や人などに焦点を当てて紹介する「せとラボ」を手掛けてきた。4月からは「きゃりれぽinせと」に事業内容を刷新。隔月で企業を紹介しながら、市内で起業を目指す人を支援する創業塾「せと・しごと塾」の塾生たちを取材している。

 学生たちはこれまでに食品パッケージ製造「富士特殊紙業」とコンピューターグラフィックス(CG)制作会社「スピード」を取り上げてきて、10月4日にはプレス部品メーカー「テクノエイト」を訪問。社内の工場や社員食堂などを回り、女性社員に業務内容や大変なこと、仕事のやりがいなどを質問していた。

 取材した3年生の佐々木彩乃さん(20)は「いろいろな企業を見学して、こういう企業や考え方があるのかと知り、人生の先輩方の話を聞いてこれからの将来を考えるきっかけになった」と話す。

 「工場というイメージが変わった」と話すのは同年の大河内佑佳さん(22)。「もっと機械的な流れ作業かと思っていたら、人間とロボットが共存して働いているのにびっくりした」と語る。

 同年の水野愛友美さん(21)も「社員さんたちが仲よさそうだったり、安全第一で社員のことを一番に考えているのを知って、思った以上に優しいんだと思った」と満足した様子だった。

 テクノエイト人事総務部の石川葉月さんは「まずは知ってもらわないと何も始まらないので、価値観の違いなどがわかって、会社にとっても学生にとってもお互いにいいことだと思う」と話した。

(2019年11月9日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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