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お知らせ  2019.10.21

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「感覚生かして」 きき酒日本一挑む 名城大日本酒研究会 県代表に

日本酒について語り合う松本さん(左)と下村さん(中)、後藤さん(右)=天白区の名城大で

日本酒について語り合う松本さん(左)と下村さん(中)、後藤さん(右)=天白区の名城大で

 名城大(天白区)の日本酒研究会が、25日に東京都品川区で行われる「第39回全国きき酒選手権大会」に県代表として出場する。研究会は今年で発足40年。出場する同大農学部3年後藤実和さん(21)=中川区八田町=と同3年下村恵未さん(22)=大府市吉川町=は「自分の感覚を最大限に生かしたい」と意気込む。 (松野穂波)

 アマチュア日本一を決める大会で、知識を問う筆記試験と、きき酒の技能を競う実技試験がある。実技では、色や風味の異なる7種類の酒を試飲し、好みの順位をつける。再びきき酒をして1回目の順位と照合し、整合性がとれているほど点数が高くなる。

 県代表が競う個人の部、2人1組で合計点を競う団体の部、大学生対象の大学の部などがあるが、名城大は長年、県代表として一般の個人・団体の部に出場。昨年はともに準優勝の成績だった。

 研究会は1979(昭和54)年発足で、1~4年60人が所属する。節目の今年、会長の松本萌奈実さん(20)=昭和区川名山町=は「部内でも積極的に日本酒について勉強している」と、2人を代表に選んだ。

 後藤さんは、発酵食品や微生物に興味があり入部。酒蔵を見学した際に職人らの熱心さにひかれ、日本酒への興味を深めた。一方の下村さんは、生物資源学科で酒米の研究をしている。

 下村さんは「できることをやりたい」、後藤さんは「地域の味を知るのも日本酒の楽しみ方のひとつ。愛知ではなかなか出合えないお酒に出合いたい。楽しみ」と話した。

(2019年10月21日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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