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お知らせ  2019.09.13

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岐阜医療科大に薬学部 可児キャンパスに来春開設

新築された薬学部の実験実習棟内の模擬薬局=可児市虹ケ丘で

新築された薬学部の実験実習棟内の模擬薬局=可児市虹ケ丘で

 関市と可児市にキャンパスがある岐阜医療科学大は12日、文部科学省に申請中だった薬学部設置について、6日付で認可が下りたと発表した。薬学部のある私立大は県内で初めて。来年4月、可児市虹ケ丘の可児キャンパスに開設する。

 同大は1973(昭和48)年に設立された国際医学総合技術学院が元で、岐阜医療技術短大を経て、2006年に開設。看護師や臨床検査技師、診療放射線技師らを輩出してきた。県内唯一の医療総合大学として、さらなる発展を目指す中で、地域で不足する薬剤師の人材育成に取り組むことにした。

 薬学部は6年制で、1学年の入学定員は100人。可児キャンパス内に5月に完成した新築の実験実習棟で学ぶ。医療総合大学の強みを生かし、看護師ら他の専門職と連携して治療方針を決めるチーム医療の教育に力を入れる。在宅患者を訪問する機会も増えていることから、文学座の劇団員を招いた演劇の授業や看護学部の教員による指導を通じて患者とのコミュニケーション能力なども学ぶ。

 薬学部の実験実習棟には模擬薬局や調剤実習室、無菌注射室などが入り、可児キャンパス内には実習などで用いる動物飼育棟や薬草園も整備する。山岡一清学長は「これまで培ってきた教育力を土台に、今後ますます変化していく地域医療の一翼を担うことができる人材を育成していく」とコメントした。(織田龍穂)

(2019年9月13日 中日新聞朝刊岐阜版より)

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