作品展に向け、真剣に練習に取り組む部員ら＝高山市中山町で

　岐阜女子大書道部員４６人が２～４日、高山市中山町の光ミュージアムで錬成会（合宿）を行った。

　１、２日目には、同施設が所蔵する日本や西洋の絵画、書など多分野の芸術作品を鑑賞した。

　３日目は、日展などの公募展や卒業制作を見据えた練習をした。

　部員らは半切（縦１３６センチ、横３４センチ）より大きな紙と向き合い、唐代の書家・顔真卿らの臨書や創作作品に挑戦。張り詰めた空気の中、黙々と筆を動かしていた。

　部長の池辺美杜（みもり）さん（２０）＝３年＝は「いつもとは違った環境で、緊張感を持って取り組めた。各個人が持つ書道展での目標に向け、良い練習になったと思う」と話した。

　同部は９年前から毎年、光ミュージアムで錬成会を実施している。（横田浩熙）

（2019年9月5日　中日新聞朝刊飛騨総合版より）