完成した「ドアラハンカチ」を手にする広告研究会の学生たち＝名古屋市守山区の金城学院大で

　金城学院大（名古屋市守山区）のサークル「広告研究会」が中日ドラゴンズと共同で「ドアラハンカチ」を作った。試合の応援で使うことより、普段使いしやすいデザインにこだわった。２１日からナゴヤドームのグッズ店で販売する。

　広告研究会は、活動の一環として、ドラゴンズを応援する若い女性ファン「ドラ嬢」を増やす企画を毎年打ち出している。昨年１０月には新グッズ２５案を球団に提案。このうち球団から好評価を得たハンカチで商品化を目指し、詳細を詰めてきた。

　完成したハンカチは３種類。デザインは食パンを持つドアラか、カップケーキに抱きつくドアラ。カップケーキについては青と黄色の２種類がある。研究会内の人気投票でデザインを決めるなど、広く受け入れられるグッズを心掛けた。

　会長の３年石川愛菜さん（２０）は「今あるグッズは応援用に特化しているように感じたので、日常使いできる物を考えました」と話す。原価などを考えると販売価格１０００円超もやむなしという声もあったが、学生たちが「手の届きやすい価格にしたい」と９００円（税別）に設定した。石川さんは「親しみやすいデザインになった。ドアラにもバック転後に使ってほしい」と期待する。各種２７０枚限定。　（水越直哉）

（2019年6月19日　中日新聞朝刊県内版より）