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イベント  2018.12.11

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平安の装束重いね 小牧 源氏物語の世界学ぶ

平安時代の装束を身に着ける親子(手前)=小牧市公民館で

平安時代の装束を身に着ける親子(手前)=小牧市公民館で

 日本の代表的な古典文学の一つ、源氏物語の世界を装束から学ぶ講座が9日、小牧市公民館であり、40人が受講した。

 こまき市民文化財団と市内の愛知文教大が連携して開催した。同大人文学部の畠山大二郎准教授が源氏物語の登場人物の着物の成り立ちやいわれを説明した。

 着物姿の畠山准教授は「きぬ擦れの音がする、という現象から訪れるという言葉ができました」と親しみやすく解説。同財団の職員2人が身に着けて、当時の貴族の「狩衣(かりぎぬ)」と「袿(うちき)」を紹介。受講生は着付けの様子から着た後の動きを実際に見て理解を深めた。

 衣装の着用体験もあった。北名古屋市師勝北小学校4年の女子児童(9つ)は父親の県職員(50)と一緒に装束をまとった。会場に向かって座ると「かわいい」と歓声が上がった。装束を着て少し歩いた女子児童は「着てみると、重かった」と笑顔で話した。 (藤原啓嗣)

(2018年12月11日 中日新聞朝刊近郊版より)

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