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イベント 2018.12.05
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「国を縛るのが憲法」 愛院大で伊藤さん講演

伊藤塾長は長年、憲法に関する講演や執筆を手掛けている。講演では、憲法の考え方について「多数意見が常に正しいわけではなく歯止めが必要。国民が国を縛るものだ」と説明。自衛隊を明記する自民党改憲案や安全保障関連法を念頭に「国防や安全保障の名目で人権が制限を受けることになる。目的と手段を間違えてはいけない」と批判した。
現行憲法の理念を紹介し、個人の尊重に触れた13条前段を挙げて「人は経済的な価値ではなく、存在すること自体に価値があり尊重されると認めている」と強調。改憲の是非について、自立した市民として主体的に行動する大切さを訴えた。
(2018年12月5日 中日新聞朝刊市民版より)