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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2018.09.29

企業と学生 学食で「就活」 豊橋のベンチャーと商議所提携 来月から マッチング開始

業務提携を報告するタスキの種田CEO(右から2人目)と豊橋商工会議所の神野会頭(同3人目)=豊橋市花田町で

業務提携を報告するタスキの種田CEO(右から2人目)と豊橋商工会議所の神野会頭(同3人目)=豊橋市花田町で

 企業と学生の「お見合い」を手掛けるウェブサービス「モグジョブ」を開発した豊橋市西幸町のベンチャー企業「タスキ」と豊橋商工会議所(豊橋市花田町)が28日、来月からサービスを全国展開するための業務提携を結んだ。すでに市内3大学との連携も決まっており、豊橋商議所は他地域の商議所に順次、サービスへの加盟を勧誘する。(五十幡将之)

 モグジョブは、オンリーワンの技術や長い歴史を誇る中小企業が地元の学生に認知されていない現状や、新規大卒就職者の約3割がミスマッチにより3年目までに離職する現状を踏まえ、学生と企業が学食でランチを食べながら気軽にお互いのことを知るきっかけづくりを支援するサービス。

 システム内で、学生は「グローバル」や「ワークライフバランス」といった職選びで重視するテーマを、企業は「学部3年生」「工学系」など接触したい人材の属性をそれぞれ登録。マッチングが成功すると、両者にランチの日時や場所の情報が通知され、当日は、企業が学食に出向いて学生にランチをごちそうしながら交流を深める。学生は当日まで相手企業名を知らされず、先入観なく話が聞ける。

 6〜7月に行った実証実験では、参加学生から「社名で選ばないのでキャリアの視野が広がった」「大学に来てもらえるので参加しやすい」との声が集まったといい、来月から豊橋技術科学大や愛知大、豊橋創造大でサービスを使ったランチ会の開催が決まっている。

 タスキ最高経営責任者(CEO)の種田憲人さん(30)は「銀行員時代に転勤で訪れた豊橋で魅力的な企業が多いにもかかわらず就職で地元を離れる学生が多いことを肌で感じてサービスを始めた。このサービスで日本の就職活動を変えたい」と意気込み、豊橋商議所の神野吾郎会頭は「全ての物事は人材で決まる。東三河には小粒でも光る企業がたくさんあり全面的に支援したい」と話した。

 サービスは「モグジョブ」で検索。10月1日時点で登録できるのは豊橋技科大と愛知大の学生、登録できる企業は豊橋商議所加盟社に限られるが、順次拡大する。(問)タスキ=0532(35)9299

(2018年9月29日 中日新聞朝刊東三河版より)

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