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大学野球  2018.09.02

愛知大学野球 秋季リーグ 中京大 3季連続優勝へ 好発進

開幕戦で3打数2安打4打点の活躍をみせた中京大・河田(左)=パロマ瑞穂球場で(川越亮太撮影)

開幕戦で3打数2安打4打点の活躍をみせた中京大・河田(左)=パロマ瑞穂球場で(川越亮太撮影)

 秋季リーグが開幕し、中京大と愛大が先勝した。3季連続優勝を目指す中京大は7番の河田航平左翼手(2年・中京大中京)が満塁本塁打を含む3打数2安打4打点の活躍をみせて、愛院大を8−2で下した。愛大は1回に6点を奪うなど猛攻を続けて、中部大に11−3で大勝した。

■どん底乗り越えた

 失投を一振りで仕留めた。1−1で迎えた3回1死満塁。中京大・河田は愛院大・佐藤良が投じた甘い直球を見逃さなかった。強烈なスイングでとらえた打球は一直線の弾道で、左翼フェンスを越えた。一気に4点を勝ち越す満塁本塁打。チームの好発進を導いた。

 「手応え十分。打った瞬間、いったと思いました」と快打を振り返る河田。大事な開幕戦でチームに勝利をもたらしただけに、声にはホッとした思いがにじむ。「自分のスイングをすることができました」と語ると、満足げな笑みを浮かべた。

 どん底から立ち直った。開幕前のオープン戦は半田卓也監督(35)が「あいつはバットにボールが当たらない…」とボヤくほどの絶不調。河田自身もスタメン落ちを覚悟した。しかし、先発出場。巻き返しに燃える河田はこう思って、打席に向かったという。

 「シンプルにバットを振っていこう」。この開き直りで、スイングは大変身。チームに勢いを生む活躍につながった。もちろん、半田監督も大満足。「いいところで打ってくれました」と褒めていた。 (川越亮太)

■猛攻の要4打点 愛大・長谷部

 愛大は9番に入った3年生・長谷部の働きが光った。1回2死一、二塁から放った右中間への2点適時三塁で気持ちを楽にすると、5回はスクイズを決め、9回には右前適時打。4打数2安打4打点の大暴れで、猛攻の中心となった。さすがに試合後の長谷部は、「1回はいい感じでバットが出ました。いいスタートを切ることができました」と満面の笑み。八田監督も「6点を奪った1回の攻めは長谷部の一打が大きかったですね」と高く評価していた。

▽1回戦
愛院大 100000001―2
中京大 01400120x―8
本塁打 河田(京)

愛大 600020102―11
中部大 200100000―3
本塁打 観音寺(愛)、中川(部)

(2018年9月2日 中日スポーツ9面より)

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