一列に並んで苗を植えていく児童＝２５日、岐阜市の三輪南小近くで

　岐阜市太郎丸の三輪南小学校で、５年生約１１０人が米作りの学習や体験をする教室が開かれた。

　前半は、教員などを目指す岐阜女子大の学生らが体育館で出前授業を実施。稲を育てるのに必要な季節ごとの作業が一目で分かる農事暦を児童に示し、解説した。

　後半は、学校近くの水田に移動した児童らが、田植えに挑戦。一列に並び、腰をかがめて丁寧に苗を植えた。女子児童（１０）は「植える時のタイミングと深さが難しい」と話した。

　同大３年、土本紋菜さん（２１）は「こうした実践的な活動を（教員になったら）教育に取り入れていきたい」と語った。（藤矢大輝）

（2018年5月31日　中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より）