みそを紹介する絵本を作った椙山女学園大の学生とナカモの杉本達哉社長（右から３人目）＝中区丸の内で

　椙山女学園大（千種区）の学生とみそ製造会社「ナカモ」（清須市）が、名古屋のみそ文化を紹介する絵本を製作した。

　「おみそってなぁに？」との題で２４ページ。主人公の男の子と遠い星から来たキャラクターがみそを使った料理を作る物語。みその製造過程や料理のレシピも紹介している。

　昨夏から同大給食経営管理論研究室の２、３年生５人が中心となり、ナカモの工場を見学するなどしてみそについて学んだり、レシピを考案したりして製作。中日新聞社のクラウドファンディングサイト「夢チューブ」を活用し、２５万６０００円の資金を集めた。

　３日には、協力した椙山女学園大付属小の児童と家族らを招き、中区丸の内で絵本の贈呈式と学生たちが考案した料理の試食会を開いた。学生リーダーの横山友恵さん（２１）は「みそはいろいろな料理に使えて栄養もたっぷり。家庭で作って楽しんでほしい」と話す。

　絵本は市図書館などに寄贈するほか、市内の書店で販売予定。１冊１６２０円。（問）ナカモ＝０５２（５０１）６２１１

　（安福晋一郎）

（2018年3月4日　中日新聞朝刊市民版より）