HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ
お知らせ 2018.02.27
この記事の関連大学
再生医療に歯髄細胞 四日市 解説講座に歯科医師ら
歯に含まれる歯髄細胞を使った再生医療を解説する講座が25日、四日市市安島の市文化会館であった。愛知学院大歯学部の本田雅規教授(53)が解説し、歯科医師や市民ら70人が耳を傾けた。
歯髄細胞は歯の象牙質に囲まれた歯髄にあり、分裂し同じ細胞や別の細胞になる能力を持つ「幹細胞」を含む。歯髄から採取、培養し脊髄や臓器などの損傷部分に投与することで、組織を再生する治療の研究が進められている。
本田教授は、再生医療に使う幹細胞を骨髄や臍帯血(さいたいけつ)(胎盤やへその緒に含まれる血液)から採取する方法と比べ、「歯髄からの採取が身体への負担の少なさ、機会の多さで優れている」と説明。「献血と同じ仕組みを構築するため、歯髄を集める『献歯』に協力してほしい」と呼び掛けた。
四日市歯科医師会主催の市民講座。年1回開かれ4回目となる。医師会は同市と菰野、朝日、川越三町の歯科医師でつくる。(芝野享平)
(2018年2月27日 中日新聞朝刊北勢版より)
歯髄細胞は歯の象牙質に囲まれた歯髄にあり、分裂し同じ細胞や別の細胞になる能力を持つ「幹細胞」を含む。歯髄から採取、培養し脊髄や臓器などの損傷部分に投与することで、組織を再生する治療の研究が進められている。
本田教授は、再生医療に使う幹細胞を骨髄や臍帯血(さいたいけつ)(胎盤やへその緒に含まれる血液)から採取する方法と比べ、「歯髄からの採取が身体への負担の少なさ、機会の多さで優れている」と説明。「献血と同じ仕組みを構築するため、歯髄を集める『献歯』に協力してほしい」と呼び掛けた。
四日市歯科医師会主催の市民講座。年1回開かれ4回目となる。医師会は同市と菰野、朝日、川越三町の歯科医師でつくる。(芝野享平)
(2018年2月27日 中日新聞朝刊北勢版より)