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学生活動 2018.02.14
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栄養バランス大切に 春日井・藤山台小 中部大生が教室

食材によってさまざまな働きがあることを説明する学生=春日井市の藤山台小で
子どもたちが食事に関する知識と食材選びの力を身に付けられるようにしてほしいと市教委が中部大に依頼。大学側は学生たちに呼び掛け、現場で実地体験を積もうと意欲ある学生がボランティアで協力した。
授業では、学生たちが考えた寸劇を披露。桃太郎と金太郎、浦島太郎が鬼退治に向かうが、偏った食事をしていたため、鬼に負けてしまうという筋立てで、成長に必要な栄養摂取を訴えた。
その後、学生たちは国が公表する日本食品標準成分表を基に、食材は体をつくる赤色、調子を整える緑色、エネルギーとなる黄色のグループに分けられることを例示。それぞれの成分が体内で果たす役割を説明し、「バランス良く食べて」と呼び掛けた。児童たちは給食の食材がどの色に該当するか当てるゲームにも挑戦した。
児童たちは「知らないことが多かったので勉強になった」「栄養バランスに気を付けたい」と感想を述べた。
中部大2年の宮城侑弥さん(20)は「これをきっかけに子どもたちに食に対する興味をもってほしい」と話していた。(丸山耀平)
(2018年2月14日 中日新聞朝刊近郊版より)